山本周五郎「ながい坂」

2、3ヶ月前に父から、薦められた本が、山本周五郎「ながい坂」(上・下)でした。先日、読み終わりました。上下巻併せて、1100頁超の長編作品です。周五郎、三大長編小説の一つと言われています。
個人的に山本周五郎作品は、はじめて読んだので、ほかの作品と比べてどうと言うことは言えないのですが、読み始めの頃に感じていた違和感も、読み進むうちにすっかり消えて、グングン作品の中に引き込まれていく感じがしました。周五郎自身も若い頃、文壇から無視され続けてきた経歴を持っています。周五郎は、自身の思いを投影することが少ない作家であると言われていますが、この作品は例外のようです。
書評などを見ると、人により「最高傑作」と「一般的な出来」と二極化する傾向があるようですが、今の私の気持ちにはピッタリとシンクロして、個人的には、一生手元に置きたくなる作品となりました。主人公・三浦主水正に感情移入できるかが、評価の別れ目かもしれません。
日々、「世の中の理不尽さ」や「社会の不条理」を感じ、清濁併せ呑まなければいけない仕事に就いている人には、お勧めできます。
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コメント

  • さとうともかず  On 2006/05/24 at 2:28 PM

    ネット上の立ち読みは、ここでできるようです。
    http://www.timebooktown.jp/Service/bookinfo.asp?cont_id=CBJPPL1C0220600S

  • 奈奈  On 2006/05/25 at 11:25 AM

    いいサイトを知った!ありがとうございます。
    リストに入れて、今度読ませていただきます。

  • さとうともかず  On 2006/05/25 at 6:27 PM

    最近は、ネット上の本の立ち読みも珍しくなくなりました。他にもアマゾンなども同様のサービスをしています。里奈さんのように外国から来られて、日本語の勉強をされている方にとっても良いサービスだと思います。始めに確認しておけば、「買ってみたら、難しすぎた」なんてことも少なくなるでしょうから。がんばってください。

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